新薬・適応追加

2017年3月22日に便秘型IBSの治療薬、

グアニル酸シクラーゼC受容体アゴニスト

リンゼス錠0.25mg

(一般名:リナクロチド)

薬価:89.90円(2019.4/2現在)

が新発売され、今さらながら商品説明を聞いてきましたので、それまで引っかかってた疑問を解決していきましょう!!

リンゼス錠は平たく言うと、まぁ便秘のお薬なんですけど、便秘型のIBS(過敏性腸症候群)しか適応がなくて、要は慢性便秘症で原因がはっきりしておらず、腹痛や腹部不快感などを有する場合にのみと、ちょっと使える範囲が狭め。
ただ、実際に薬局で便秘型IBSの病名がカルテに記載されてるかどうかは不明なわけで、自分としてはここが疑義照会の対象になり得るとは思いません。
しかも、適応拡大の噂もあります。

はっ!2018年8月に、慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の適応が追加されましたー!
噂は本当だったw
以前より先生方は処方しやすくなったでしょうか??

さてさて、それでは私が引っかかってた疑問に参りましょう。

内服薬のこと

0歳4ヶ月女の子、小児科。

Rp1 ビオスリー配合散  0.7g
    1日3回毎食後    7TD

Rp2 ラキソベロン内用液 10mL
    便秘時 1回2滴

 

人
患者様

ラキソベロンってどうやって飲ませたらいいですか?

ー患者さんの状態ー
体重7kg。
5日間便が出ていない。
ネットで調べ、お腹のマッサージや綿棒とベビーオイルを使ってお尻を刺激したり試みたが全然効果なかった様。
今回浣腸してかなりの量の排便があった。
母乳のみで粉ミルクは飲ませたことないとのこと。
併用薬はない。

ラキソベロンの飲み方の紙には、

適量の水(コップ半量~1杯)に滴下して飲む

と書いてますが、乳児にはかなりの量ですね。
この時は、